日韓関係研究交流会

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           第5回「日韓研究交流プロジェクト」サマリー

 

第1部―澤田克己毎日新聞論説委員の講演(オンライン)
 

「反日韓国の幻想」(2020年出版)をベースに

これまでの韓国の成長と日韓関係について解説をした。

<韓国が先進国入りする経緯(歴史)>

・韓国は文化面(韓流)から自信をつけてきた。
(例)アカデミー賞受賞映画「パラサイト」、ビルボードチャート1位「BTS」、    テレビドラマ「愛の不時着」「梨泰院クラブ」など

・金大中大統領(1997)の方針・コンテンツ産業の輸出増加
   韓国という国を世界に認知させるためにコンテンツ産業の育成政策をとった。

 (2005年)13億ドル――――>(2018年)96億ドル
   
・日本と中国に挟まれた窮屈さからの脱皮
 「江南スタイル」が世界流行した時、李御寧(元文科相)

   は「韓国は世界で勝つ」と自信ありげに発言した。

・1988年ソウルオリンピック開催、1991年国連加盟、1996年OECD加盟、

・2010年に「G20会議」をソウルで開催したことは外交史に残る出来事

・特に今年(2020年)コロナパンデミックの中でK防疫の成功は

   世界のモデルとなった

==>これらの経緯により韓国は先進国になったことを実感するようになった。

<全経連の先進国意識調査>「韓国が先進国だと感じた契機は?」
 

K防疫の成功        36.1%
国民所得3万ドル超え     15.2%
OEDC加盟           13.5%
IMF 危機克服           5.5%
まだ先進国とはおもわない     16.1%

 
 

<韓国から見た日本のイメージ>

~1970      絶対的な強大国
1980~90  克服すべき対象
2000~10  競争して勝つべき相手
2020     時代の変化についてこれないかわいそうな国

 

コロナで大きく意識が変化、優越感を持ち始める

 

<一人当たり国民所得 対日本に比べて > (世界銀行)

購買力平価
1990    2000    2010    2018
42%    66%    85%    92%

実質平価
1990    2000    2010    2018
23%    30%    49%    74%

 

<文政権は反日か?>

・対日政策に変化
    関係を悪化させない

 (対北政策での必要性)――>関係を軽視-->関係改善を志向

・問題は日本をあまりに知らないこと

・日本の重要性度が相対的に低下しつつある
・韓国のみならず東南アジアでも起きている。

 

第2部―日韓大学生、高校生との対話(オンライン)
 

塚本壮一桜美林大学教授(前NHKソウル支局長)のモデレートで「相手の国についてどのように考えるか」をテーマに日本から3名の大学生、2名の高校生と韓国から5名の大学生とがソーシャルディスタンスをとって対面での対話形式でディスカッションを行った。
 

これはオンラインで中継したので場外から約50名の参加者

(ソウルから3名の参加)があり活発な議論が取り交わされた。

以下、要旨を記述する。
<相手の国についてどのように考えるか>
<日本側の意見、コメント>
・韓国に対して祖父は拒否反応、両親は理解している。

   友人は政治、 外交には興味を示していない。

・文化面では先を行っていると思う。友人同士では嫌悪感は全くなし、

   しかし、壁を作っている人もいる。
・ソウルで生活をしていても世論が悪化している感じはない。

   タクシーに乗っても嫌がらせはない。
・輸出規制が政治に悪影響を与えている。韓国で国産化が進んでいるが品質が悪く、

   日本製品を望んでいる。
・韓国に対して関心が薄い。政治のやり取りで悪影響を与えている。

 

<韓国側の意見、コメント>
・日本は先進国だと思う。
・正直に言えば、大学でも最近居心地は良くない。
・輸出規制はそれなりの事情があるのだろうが、いきなり日本が規制したと報道され、

    反日感情が高まってきた。

 

<どのように解決していったらよいか?>
<日本側意見、コメント>
・政治と文化や歴史を切り離さないで一歩踏み込んで自分で確認する必要がある。
・知識人が発信すべきだ。
・嫌悪感を持っている人々は年代が上の人が多い。このような人々を教育すべきだ。
・メディアに流されないで自分の意見を持つべきだ。
・何故怒っているのか原因をつかむ必要がある。そのためには現場に行って事実を

    知ることが大事で客観的視点で判断しなくてはならない。そのためにも民間交流が大切。
・政治が経済、文化に悪い影響を与えているが、少子高齢化や環境問題など

   協力すべき課題に積極的にとり組むべきだ。
・若い人々の考え、意見交換が極めて大事であると思う。

<韓国側の意見コメント>
・支持率を上げるために政治家が利用している。民間交流を邪魔している。
・マスコミ、メディアがあおっている。偏見を持たないようにする。
・世論が日本では政治から遠いところにあるのに、韓国では近いところにある。
・日韓だけでモノを見ない。在日も40万人いる。グローバル化している中で

    自国ファーストになっている。ナショナリズムはもう古い。
・事実とイデオロギーは別に考えるべきだ。
・日韓関係の本質を理解すべきである。
・在日としてお互いの立場を理解して発信すべきである。
・若い人々がもっと政治の世界に入っていくべきだ。
・教育問題に原因がある。韓国では植民地時代に日本が悪いことをしたと教えているが、

    日本では教えていない。

・1965年の日韓国交回復条約は日本にきて初めて知った。
・我々は歴史を学ぶべきだ、1965年問題は教科書に書くべきだ。

   そして、日本にいる留学生が韓国に発信すべきである。
・太平洋戦争について、日本では原爆を落とされたなどの被害者意識が

   強いが、日本がアジア各地で行った蛮行の加害者であることの

   意識も持つべきだ。
・今、両国は少子高齢化や環境問題など共通の問題を抱えている。

   お互いに協力してとり組むべきだ。
・文政権が何故北朝鮮と仲良くしているのか、何故反日政策なのか?
・若い人々の考え、意見交換が極めて大事であると思う。

 

 

                 <髙杉暢也プロジェクト座長コメント>

 

日韓は民主主義、市場経済主義を共有するパートナーであることを

再認識すべきである。
そのためには国民の生活を守り、豊かにする国益を第1プラィオリテーに置くべきである。
その活力の担い手はこれからを背負う若い世代である。
歴史問題も大事であるが、特に教育問題が大事であることを今回のディスカッションから知らされた。

 

・韓国では植民地時代に日本が悪いことをしたと教えているが、

   日本では教えていない。
・1965年の日韓国交回復条約は日本にきて初めて知った。
・我々は歴史を学ぶべきだ、1965年問題は教科書に書くべきだ。

  そして、日本にいる留学生が韓国に発信すべきである。
・太平洋戦争について、日本では原爆を落とされたなどの

   被害者意識が強いが、日本がアジア各地で行った蛮行の加害者で

   あることの意識も持つべきだ。

 

 ややもすればあまりに当たり前と思っていることをお互いに知らずに誤解をして国益に反する無駄な論争に明け暮れているのではないだろうか。
「易地思之」の韓国語四文字熟語を改めて深く考えるべきだと思う。

2019年10月30日(水)18:15~20:30
第4回日韓研究交流プロジェクトが開催されました。

2019年6月11日(水)18:15~20:30
第3回日韓研究交流プロジェクトが開催されました。

2018年12月7日(金)18:15~20:30
第2回日韓研究交流プロジェクトが開催されました。

2018年7月9日(月)18:20~20:20
第1回日韓研究交流プロジェクトが開催されました。

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