一般財団法人 アジア・ユーラシア総合研究所はアジア・ユーラシア地域の要請に応える
研究機関として絶対価値の創立を図る。併せ、若手研究者の育成と活動の場を提供し
桜美林大学及び産官学諸機関と連携を図り国際会議、研究交流、教育・出版等を通じた
社会文化貢献事業を行う。
イベント 開催情報
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2025年
※2021年~2024年までの更新情報は⇧こちらで確認できます。ご活用ください。
新任のご挨拶
代表理事 小島 明
(一財)アジア・ユーラシア総合研究所
この度、代表理事をお引き受けすることになった小島明です。前任の故谷口誠様および当総合研究所を支え、支援してくださる皆様の志、使命感を実感し、責任の重さを痛感しております。
現在、日本と日本を取り巻く国際情勢は歴史的というべき大転換期にあります。地政学的、地経学的な変化のスピードと深さには驚くべきものがあります。技術のパラダイムも根本的な転換をみせ、新たな産業革命、文明変革が進行しています。私たちはそうした現実を直視し、日本の歩むべき道を選択、決断しなければなりません。当総合研究所はそのために必要な知見を追求、提供していくという使命を有しています。
日本は残念ながら、こうした世界の歴史的な大潮流に乗り遅れがちです。1991年にはソ連が崩壊し、インドが改革・開放の大改革を始め、翌92年にはそれより改革を先行させていた中国の鄧小平が何巡講話を発し、改革のアクセルを踏み込みました。90年代半ばにはICT(情報通信技術)が普及し情報革命が加速しました。
そうしたグローバルな対転換のなかで1991に日本のバブル景気が崩壊し、もっぱら国内問題に目を向け、気が付いたら「失われた20年、30年」と自嘲する状況になってしまいました。政府も企業もデジタル化を盛んに口にしますが、日本のデジタル競争力ランキングは年々下がり続け、32位にまで落ちてしましました。アジアの中での日本のランキングも下がる一方です。そうした現実から目を背けてはなりません。現実を直視すれば、決断と行動へと突き動かす危機意識が生まれるはずです。
経済のデフレにもまして深刻なのは使命感、志、そして夢のデフレです。危機意識の希薄さです。政治も残念なことに内向きになり世界の現実を直視しようとはしていません。政治の現状は「今だけ」「自分だけ」「口先だけ」、そして「選挙だけ」だとの指摘もあります。佐々木毅氏は、日本の民主主義を「選挙原理主義」だと称しています。2024年は世界的に重要な選挙が多い「選挙の年」ですが、日本は選挙の頻度がとびぬけて高く、政治家の目線が次の選挙にあり、与野党にバラマキ競争になっています。
当総合研究所ではそうした内向きの目先主義を退け、日本を取り巻く世界の状況をしっかり分析し、情報提供により日本の”覚醒“を促したいと思います。
当総合研究所が冠する「アジア・ユーラシア」も大変革、大隆起の時代を迎えており、これを直視しなければなりません。ケント・カルダー氏がそれを活写した力作『スーパー大陸:ユーラシア統合の地政学』は一読に値します。分断と対立の長い歴史はあるが、近年のユーラシア大陸には分断を超えた「統合」の力学も生まれていることに同著は注目しています。
歴史的な視点、グローバルな視点を確保し、本質を探る。そこから生まれる問題意識を社会に示し、日本の覚醒も促したいと思います。皆様とそうした使命感を共有しながら当総合研究所の役割を果たしてゆくことこそが、大切だと痛感します。ご支援をお願いいたします。
・それが三貴の原動力だった
夢
ー創業者 木村和巨と三貴学校ー
発売日 : 2023年12月
編 集 :三貴同窓会出版編集委員会
発行者 :谷口 誠
発行元 : アジア・ユーラシア総合研究所
ページ数 : 338 頁
IISBN-10 : 4909663444
ISBN-13 : 978-4909663443
税別 2000円
1.三貴の創業者木村和巨
木村和巨とはどのような創業者だったのか
2.三貴学校の仲間たち
総勢50名以上が寄稿
3.三貴の歩み
三貴の歴史、CFソング等
夢・それが三貴の原動力だった
三貴同窓会出版編集委員会 編集
かつて、カメリアダイヤモンドのCFで一世を風靡し、
宝石・婦人服・子供服合わせて1500店舗に及ぶファッションスペシャリティチェーンストア網を日本国内に築き
上げた企業があった。
本書は、その企業である「株式会社三貴」の創業者
木村和巨と、彼を支え、共に働いた社員たちの記録
である。
すべての「三貴学校」の卒業生たちに元気を与え、
顔を上げ、さらに勇気をもって前へ歩ませる本の
完成である。
遠藤三郎日誌
仏国駐在武官日誌
発売日 :2024年12月
著者/編集 :吉田 曠二著
発行元 :アジア・ユーラシア総合研究所
ページ数 :334 頁
ISBN978-4-909663-45-0 C033
税別 2500円
プロローグ
臆病を良心とした日本陸軍の将軍
呉服商の息子からエリート軍人へ
遠藤日誌 第一号 高等二学年生
遠藤三郎 仏国駐在武官日誌
日程
フランスへ出発
パリ到着
メッツ防空学校入学
仏国陸軍大学校入学
地中海の旅に出発
パリに戻る
遠藤三郎 戦後第一回訪中日記
遠藤先生との思い出の記 高島敏明
遠藤三郎を研究して 張鴻鵬
旧日本陸軍中将遠藤三郎(1893 ~ 1984 年)が、在仏大使館付武官在任(1926 ~ 29年)中、 第1次大戦の最大の激戦地ヴェルダン、さらに仏軍が全滅したロッシニョル戦場を視察し、近代兵器が重大な人的被害を惹起することを実感。 ジュネーブの国際連盟本部の英・米・日の3国の海軍軍縮会議で陸軍首席随員として参加するが、妥協点を獲得できず挫折する。 ついでパリの陸軍大学校での「汎ヨーロッパ主義」の講義に感動する。こうした実体験が彼の日誌に詳述されている。 (川成洋・法政大学名誉教授)
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