中国動向2025年6月分(前半・後半) 大久保勲(要点)
- ayusoken2021
- 6月16日
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更新日:6月30日

・5月、製造業購買担当者指数は49.5%で、前月より0.5%上昇。非製造業商務活動指数は50.3%で、前月より0.1%低下。総合PMI産出指数は50.4%で、前月より0.2%上昇。(6/1)
・今年の初めから消費品の買い替えの売上高は1兆元を突破し、直接消費者への補助金は約1.75億件支給した。(6/2)
・衝撃と挑戦に対応するには、マクロ政策、特に財政、通貨政策がより積極的で、経済発展と社会安定の基本面を強力に効果的に固める必要がある。超長期特別国債を発行して「二重」プロジェクトをより強力に支援し、「二新」政策の実施を強化する。(6/2)
・(注)「二新」とは、新たな一連の大規模な設備更新と古い消費財を新しいものに置き換えることを促進すること。
「二重」とは、二つの重点即ち、国家重大戦略の実施と重点分野の安全能力の構築。
・2024年中国の国内総生産は前年比5%増加し、全国住民一人当たり平均の可処分所得は41314元で、実際の増加は5.1%であった。今年第一四半期、全国住民一人当たり平均の可処分所得は12179元で、実際の増加は5.6%であった。(6/4)
・国務院総理李強は、6月3日に人民大会堂で日本国際貿易促進協会会長の河野洋平率いる訪中団と会見した。(6/4)
・5月20日現在、投資信託市場の存続規模は31兆元を超え、年初より約1.6兆元増えた。(6/5)
・6月5日の夜、習近平国家主席は約束通りトランプ米大統領と電話で話した。
(習近平は指摘した)ジュネーブ会談で、対話を通じて経済貿易問題解決の重要な一歩を踏み出し、両国各界と国際社会からあまねく歓迎され、対話と協力が唯一の正しい選択であることを証明した。(6/6)
・5月末現在、中国の外貨準備規模は32853億ドルで、4月末より36億ドル上昇し、上昇幅は0.11%です。(6/8)
・今年の最初の4か月、中国の社会消費品小売総額は前年同期比4.7%増加し、第一四半期より0.1%加速した。(6/8)
・今年の最初の4か月、サービス輸出入総額は26320.6億元で、前年同期比8.2%増加した。1-4月、中国のサービス輸出は11285.2億元で、14.6%増加した。サービス輸入は15035.4億元で、3.9%増加した。サービス貿易赤字は3750.2億元で、前年同期よりも875.6億元減少した。(6/8)
・今年の最初の4か月間、中国の自動車生産販売量は史上同期で初めてどちらも1000万台を突破した。しかし、自動車市場は全体的に「収入は増えても利益は増えない」、業界の利益率は4.1%に低下し、下流工業企業の利益率5.6%の平均水準を下回った。(6/9)
・最近、一部の自動車企業が新たな大規模な値下げを開始したことに対して、中国自動車工業協会は先日、業界全体が公正な競争秩序を維持し、業界の健全性と持続可能な発展を促進することを希望する提案を発表した。(6/9)
・今年の1-5月、中国の貨物貿易の輸出入総額は17.94兆元で、前年同期比2.5%増加した。その中で、輸出は10.67兆元で、7.2%増加。輸入は7.27兆元で、3.8%減少。(6/10)
・1-5月、貿易総額で計算すると、ASEANは依然として中国の第一の貿易相手であり、貿易総額は3.02兆元で、9.1%増加した。EUは中国第二の貿易相手であり、貿易総額は2.3兆元で、2.9%増加した。(6/10)
・1-5月、民営企業の輸出入は10.25兆元で、7%増加し、中国の対外貿易総額の57.1%を占め、前年同期より2.4%上昇した。外資企業の1-5月の輸出入総額は5.21兆元で、2.3%増加し、中国の輸出入総額の29%を占めた。(6/10)
・現地時間6月9日から10日まで、中米経済貿易中国側リーダー、国務院副総理何立峰とアメリカ側リーダー、米国財務長官ベッセント及び商務長官ルートニック、貿易代表グリルはロンドンで中米経済貿易協議機構の初会議を行った。(6/12)
・6月6日までに、全市場で216件の科学技術イノベーション債券が発行され、累計発行規模は4012.98億元です。(6/13)
・1-5月、自動車の生産販売量はそれぞれ1282.6万台と1274.8万台を達成し、前年比でそれぞれ12.7%と10.9%増加した。その中で、新エネルギー自動車の生産販売量はそれぞれ569.9万台と560.8万台を達成し、前年同期比でそれぞれ45.2%と44%増加し、新エネルギー自動車の新車販売量は自動車新車販売総量の44%に達した。(6/13)
・1-5月、中国ブランドの乗用車は合計756.2万台を販売し、前年同期比26.3%増加し、乗用車販売総額の68.8%を占め、販売量占有率は前年同期比7.5%上昇し、過去最高を記録した。(6/13)
・5月末、社会融資規模は前年同期比8.7%増加し、広義の通貨供給量(M2)は前年同期比7.9%増加し、人民元融資残高は前年同期比7.1%増加。(6/14)
・5月、社会融資規模増加は2.29兆元で、前年同期比2247億元増加し、主に政府債券と企業債券などの発行に牽引された。(6/14)
・今年は深圳経済特区設立45周年であり、習近平総書記が自ら深圳総合改革試行地区を実
施した5周年でもある。(6/15)
・5月の規模以上の工業付加価値は前年同期比5.8%増加した。
5月の規模以上の装備製造業、ハイテク製造業の付加価値は前年同期比でそれぞれ9%と
8.6%増加し、規模以上の工業を引き続き上回った。
5月、新エネルギー自動車、自動車用リチウムイオン動力電池の生産量はそれぞれ
31.7%、52.5%増加した。
5月、社会消費品小売総額は前年同期比6.4%増加し、前月より1.3%加速した。
1-5月、サービス小売り額は5.2%増加した。
1-5月、実物商品ネット小売り額は前年同期比6.3%増加した。
5月、中国の貨物の輸出入総額は2.7%増加し、輸出は6.3%増加した。
は前年同期比6.3%増加した。(6/17)
・需要側から見ると、中国の金融システムは消費を支援する力が強く、2024年末のすべて
の消費者ローン残高は58.7兆元で、2010年末の7.8倍です。(6/18)
・(習近平)この2年間、中国は中央アジア諸国と共同で「一帯一路」を建設し、貿易額が
35%増加し、産業投資、グリーン鉱物、科学技術革新などの協力が積極的に推進されてい
ると指摘した。(6/19)
・1-5月、全国の一般公共予算収入は96623億元で、0.3%減少し、減少幅は1-4月より
0.1%縮小した。
1-5月、全国の一般公共予算支出は112953億元で、4.2%増加した。その中で、社会保
障と雇用支出は20054億元、前年同期比9.2%増加した。教育支出は17455億元で、6.7%増
加した。(6/21)
・今年の1-5月、社会消費品小売総額は20.32兆元で、前年同期比5%増加した。その中で
、5月の社会消費品小売総額は4.13兆元で、前年同期比6.4%増加し、増加速度は前月より
1.3%加速した。(6/22)
・1-5月、オンライン小売額は前年同期比8.5%増加し、そのうち実物商品のオンライン小
売額は6.3%増加し、社会消費品小売総額に占める割合は24.5%を占めた。(6/22)
・卒業旅行の人気目的地では、上海、北京、広州、三亜、成都、貴陽、昆明、重慶、南京
、杭州などの都市がより人気がある。(6/24)
・5月31現在、今年の消費品の新品と交換の五大カテゴリーで合計1.1兆元の売り上げを牽
引し、消費者に直接補助金を支給したのは約1.75億件です。そのうち、5352.9万人の消費
者が携帯電話などのデジタル製品を5662.9万個購入した。(6/26)
・今年6月17日現在、香港市場で累計40社がIPOを完了し、資金調達総額は約780億香港ドルで、前年同期よりそれぞれ33%と565%増加した。(6/27)
・中国の太陽光発電の累計設置規模は10億キロワットを突破し、10.8億キロワットに達し
中国の総発電設置容量の30%を占め、世界の太陽光発電設置総規模のほぼ半分は中国か
らきています。(6/30)
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